野良猫 796
炎天に 足音きえて 哄笑はのこる 富澤 赤黄男
日曜日の今日は、いつものように仕事の日です。場所は藍住とい
う所にある中古住宅です。初売りでしたが、なにぶん朝からもうれつ
に寒く、一時は雪がちらちらしてきました。こんな日は最悪です。お客
さんも寒いので出てきません。
寒さは予想して、かなり着込んでいきましたが、身体のしんから冷
え込み、こんな寒さは初めてじゃないかと思います。とても読書をで
きるようじゃないし、眠っても、心の中で寒い寒いと云っていました。
お昼は、お弁当をいただきましたが、魔法瓶にお茶を入れてきたの
は正解でした。熱いお茶を口に含め飲み干すと、喉から胃に落ちて
いき、胃袋が湯たんぽになっていくのが実感します。
お客さんは、夕方一人来ましたが、どうやら気が進まないようです。
来てくださったお客さんが、全員買ってくださればうはうはですが、商
売はそんなアマイものではありません。ほとんどのお客さんに断られ
るのです。女にふられるのも、お客さんにことわられるのも、もうなれ
ました。むしろどんな理由で断るのかな~なんて思っていると、がっ
かりいたしません。期待をするから断られるとしょげるんですね。
初物件の担当になったんだから、売れるまでねばらなければなりま
せん。売れない物件はありません。売れるのが早いか遅いかの違い
にすぎません。営業は楽観主義に如かず。へへ