独り言    12月7日-3-21-791 | はなのブログ

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野良猫     791
    おろかなる犬吠えてをり除夜の鐘    山口 青邨
 
日本の組織というものは、機能集団ではなく、おうおうにして共
同体化してしまう傾向があるみたいである。
 例えば、旧陸軍・海軍なんかに顕著にうかがえることである。元
来、軍といえども公務員である。したがって国、乃至は政府の支配
下におかれるはずであったが、統帥権というのを持ち出し、政府の
指令を受け付けず、軍の論理と意向だけで行動をするのは、軍の
組織が共同体になっているからである。
 現下の、日本の会社も共同体である。共同体になれば、その組
織の存立や利益が、自己目的になるから、公害や法を犯しても、
自己の組織を守るうとする。サービス残業もこれだ。
 一方、アメリカの組織は機能集団がおおい。プロ野球を観てれば
よくうわかる。選手一人ひとりは会社と契約をしているのであって、
選手個々人は結びつきが強い共同体ではなく、たんなる集団として
プレーをするだけである。契約による、おこなわなければならないこ
とをするだけでいいのである。
 オオムの犯罪も、組織が共同体になったがゆえである。一人ひと
りは優秀で真面目な人たちであろう。しかし、その真面目さが仇に
なった。共同体のもつロジックは伝播され共有されると、それから
のがれられなくなる。一人ならば絶対犯すはずのない行為でも、な
んの疑いもなく行ってしまうのだ。組織が自己目的化するので、法
や倫理に外れたことでも、なんの痛痒もなくおこなえるのである。