独り言    11月26日-3-80-758 | はなのブログ

はなのブログ

ブログの説明を入力します。

柿一個     758
    寸分の隙間うかがふ隙間風    富安 風生
 
アランの文言によると、気分がいいが幸福感につながっているよ
うである。
 人間には、さまざまな気分がいいことや、あるいは同じようにさま
ざまな気分の悪いことがあるので、このへんは複雑である。
 例えば、江戸時代は身分制があり、武士はおおむね貧しかった
が、それに比し商人は富んでいたが、どんなお大尽も下級武士に
頭があがらなかった。ようするにどんなに大金持ちでも、尊敬を得
られなかったのである。武士は貧しかったが尊敬されたのである。
尊敬を得られないことは気分が悪いことである。したがって商人は、
武士より低い存在として見られていたので、あまり愉快なことでは
なかったであろう。 
 労働もそうである。資本主義の要諦は、資本主義の精神、つまり
目的合理性(目的合理的な行動様式)、が労働者の精神に根ずく
までは、いかに資本があり、技術があっても資本主義は成立はし
ない。それはソビエトの崩壊をみるまでもありません。マックス・ヴ
ェーバーはロシア革命以前に喝破していました。資本主義が成立
するには、時は金だ、と働かざるもの喰うべからず、の精神が労働
者の心に宿らねばなりまん。しかし、労働が尊いものと思われるの
は時間がかかります。ヴェーバーは、プロテスタンリズム(カルバン
)の中にそれを見つけたのです。