独り言    11月9日-3-28-716 | はなのブログ

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柿一個     716
    人多く死にたる丘の風と鳥    富澤 赤黄男
 
破壊せよと、アイラーは言った!これ、若くして亡くなった中上
健次のエッセー集のタイトルです。かっこいいでしょう。
 アルバート・アイラーは、フリージャズの旗手で、サキソホーン
吹きです。フリージャズと云っても、いまの若い人にはわからな
いかもしれませんが、1959~1975年ぐらいまで注目された、
ジャズの演奏法です。
 発想は、画家のピカソなどから影響があったと思いますが、今
までのジャズの演奏方法を疑って、新たなジャズ演奏を模索す
ることです。
 その代表的プレイヤーは、オーネット・コールマンです。ご存知
のように音楽は、リズム、メロディーとハーモニーの三つからな
りたっていますが、メロディーは即興演奏で試されていましたが、
コールマンは、ハーモニー、つまりコードを疑ったのです。メロデ
ィーが原曲にとらわれずに、即興でいくのに、コードは楽譜その
ままに決められたように演奏することに疑問をもったのです。つ
まりコードにとらわれずに演奏が出来ないかと試してみたのが
フリージャズです。これでジャズの可能性が格段に広がり、沢山
のフリージャズの演奏家を輩出しました。セシル・ティラー、山下
洋輔、ファラオ・サンダース、そしてアルバート・アイラーです。
 アルバート・アイラーは、1970年11月25日、奇しくも三島由
紀夫が自刃した日に、ニユーヨークのイーストリヴァーで亡くな
りました。自殺とも、他殺とも、事故死とも、わかりませんでした。
享年34歳。