独り言   10月28日-3-77-679 | はなのブログ

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豚のしっぽ     679
    陽炎の中へ貝殻を捨てて去る   富澤 赤黄男
 
今でこそ、小説家なんかは、随分お金持ちがいるようですけど、
太宰治なんかの作品を読んだり、手紙を読むと、お金の無心が多
いですね。おおむね昔の芸術家は貧乏ですね。
 なかでも俳人や歌人、平たく言えば詩人は、お金に縁がない。例
外なく貧乏です。上記の、ぼくが敬愛する富澤赤黄男も貧乏そのも
のでした。彼の作品にこんなのがあります。
  さぶい夕焼けである金銭かりにゆく
  金銭貸してくれない三日月をみてもどる
 ことほど左様に、むかしの芸術家は貧乏でした。好きだからこそで
きたのでしょう。でも、本人はすきなこととをするのでいいでしようが、
妻や子供は迷惑でしょうね。貧乏でも食事ができたら辛抱できます
が、ひもじくて水ばかり飲んでいるなんて、がまんできませんよ。落
語家なんかも貧乏でしたね。それがテレビにでるようになってお金
が儲かるようになったんですね。お金が儲かるようになったのはい
いですけど芸のほうはどうなんでしょうね。お金って怖いものですよ。
お金でだめになる人はたくさんいます。お金を持ちなれない人がお
金をもつと、お金に負けちゃうんですね。家族はばらばらになるし、
親類や友人も失っちゃう人を多く見てきました。人間て弱いですね。