独り言    10月15日-2-38-640 | はなのブログ

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豚のしっぽ     640
    朝夕がどかとよろしき残暑かな  阿波野 青畝
 
ぼくは、あやしき探検隊の椎名誠とか、カヌーイストの野田知佑な
どの本を、読書に飽きた頃によく読む。椎名誠は群れるほうで、おと
こたちでわいわい騒ぎ、ビールをぐびぐび飲んで、そーめん料理な
どをみんなでつくり、実に楽しそうである。野田知佑は椎名誠の友人
であるが、こちらのほうは、亡くなってしまったがカヌー犬のガクと二
人旅がおおいようだった。
 椎名誠の小説は、哀愁の街に霧が降るのだ以外は読んだことがな
いが、外国の探検といおうか、旅行といおうか、はほとんど読んでいる。
いずれも図書館で借りたものばかりである。野田知佑もおなじである。
 椎名誠と野田知佑の旅行のおもしろさは共通のものがある。それは
男の子の夢の実現である。男の子もいずれは大人になり、月並みな社
会人となり、家庭を持ち、家族が次第に増えていき、仕事に追われてい
るとき、ふと本屋で椎名誠や野田知佑の本を手にし、イチページぐらい
を目に通せば、たちまち子供のころにやりたかったことをしている椎名
誠や野田知佑の世界に魅了される。したがって、椎名や野田の本には
おとこたちや、犬しかでてこない。たとえ出てきたとしても、旅先のおば
ちゃんや、女の子がでてくるぐらいで、恋愛に発展することなんて絶対
ない。少年の頃にやりたかったことを、彼らが代わりに実行している。
だから読んでて楽しくなるのだ。しかし、彼らも仕事で探検と称するもの
をしているので、実際に楽しいのかどうかはわからない。けっこうしんど
い仕事のようなきもする。彼らの本は、おそらくフツーのうらぶれたおじ
さんたちが読んでいるのだろう。ぼくのような~ね。