豚のしっぽ 634
秋近し旅びとは泣くものなりや 富澤 赤黄男
明日は、石井と言うとこへ行きます。久々に新築です。新築は気
持ちいいですな。手垢のついた中古より、やはりまっさらの建物の
ほうがなんぼかええ。かといって新築が売れやすいかいうたら、そ
うでもない。お客さんの好みはようわかりません。ぼくらの商売は、
建物や土地を提供するだけで、買うか買うまいかはお客さんが決
めるもの、今の私にゃ死ねといって。これ鏡花の小説のセリフだっ
たかな。ぼくの妻は阿波高校でてますので、しかも文芸部でしたの
で、ぼくに読書をすすめます。ぼくは小説よりマンガが好きなんです
けど、妻にばかにされたくないので妻がすすめる本をなるべく読む
ようにしています。
ぼくの妻は、最近は、村上春樹をすすめるのですが、ぼくは赤川
次郎のほうが好きなのですが、つまのてまえもあって村上春樹を読
むようにしてますが、どうも村上春樹の小説は理解ができません。
恋人なのに、あまりセックスをしなかったり。とにかくおかしな人ばっ
かりでてきます。赤川次郎のほうも、そういえばおかしな人がでてき
ますね。映画になった、セラー服と機関銃なんて、女子高生がやくざ
になって、組みの抗争の最前線に立つ、というストーリーですから、
これも考えられないことです。むしろ村上春樹以上にぶっとんだストリ
ーに驚かされます。まぁ、ようするに訳のわからない小説ですね。