独り言    10月9日-2-18-615 | はなのブログ

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豚のしっぽ     615
     驟雨来ぬ蝉は両眼濡らし啼く   山口 誓子
 そう、小生が18歳の頃のことでした。アルバイトで渋谷の東急の
おもちゃ売り場で働いたことがあります。一月ほどでしたが楽しか
ったです。小生はだっこちゃん人形の担当でしたが、通路を挟んだ
前に万年筆うりばありまして、その係りのお姉さんの唇の形が美し
く、ぼんやりよく見ていたのを憶えています。ときどき目が合いまし
たが、そのお姉さんは迷惑そうな様子でした。一度も声をかけれま
せんでした。一度ぐらい声をかけ、お茶でものんでいたらと後悔を
しています。断られるのが怖かったんです。断られてもともと思えば
できたかもしでませんが残念です。
 思い出に残るのは、そのことと、ギャラで百人一首と広辞苑、それ
にサルトルの本を何冊か買いました。もちろん東急デパート内に在
る本屋で買いました。その時買った広辞苑は、小生の昼寝の時の枕
として、ぼろぼろになりながらも活躍しています。サルトルの本はわが
家にあるのでしょうが、もう何十年もお目にかかっていません。百人一
首は年に一度は箱から出して眺めています。ご存知かもしれませんが
百人一首は、藤原定家が選んだものですが、謎の多いかるたなんで
すよ。定家には、なんらかの意図があったはずなんです。小生は、毎
年定家がどんな気持ちで選んだかを、一枚々めくりながら考えるのが、
毎年の楽しみでした。おそらくは、このなかに定家の恋人がいるはず、
とか。なにかの仕掛けがあるはずと思っていましたが、なんと解けまし
た。織田正吉著、絢爛たる暗号ー百人一首の謎をとく、です。小生が
解いたのではありません。みなさんも、よかったら百人一首を買ってき
て、謎に挑戦してみませんか。お正月も近いですからーー。