梨と支那 575
本棚に 目をやれば あの頃読んでたマルクス♪
過ぎし日よ 私の 学生時代♪
うがった見方と言われそうであるが、国際問題は複雑きわまる。
覇権国の統治方法としては、古今も万国も同じである。分断して
統治せよ、である。さしずめストライキを起こした組合を分断し、第
二組合をつくって、組合の力をそぐことである。秀吉や家康の本願
寺対策も同様である。信長がてこずった門徒衆の抵抗も、東と西
に本願寺を分断することにより解決をした。
昨今、日本の周辺も領土問題でかまびすしいようであるが、これ
も単純な領土争いではなさそうだ。日本、中国、韓国、そしてロシア
のみながず、世界覇権国アメリカの思惑が絡んでいるようである。
アメリカが一番不味い状態は、EUのように多数のヨーロッパの国
々がブロックくを創られることである。EUを創った訳は、あきらかに
アメリカの横暴に対抗するが為であろう。したがって、アメリカは東ア
ジアで領土問題がこじれることは、心内では歓迎していることと推察
する。ますます日本はアメリカを頼りにするし、武器も沢山買わされる。
もちろん、アメリカの無理難題のかずかずの要求も断れない。仄聞す
るところによると、北方領土の問題は、アメリカの高官ダレスがスター
リンに持ちかけたそうである。要するに、日本と、当時のソビエトが仲
良くするのを防止するためらしい。事程左様に国際問題は複雑で難
しい。政治家のみならず、国民も冷静にことを運ぶべきだ。イラクと
イランの戦争の例があるように、イラクの兵士もイランの兵士も、同じ
国の武器を購入して戦っていたようだ。漁夫の利を得た、狡猾な軍事
大国があったのだ。くわばらくわばら、その手に乗るもんか。だが、日
本の官僚や政治家は信用ができない。その手に乗るかもね。