梨と支那 567
愛されたくて 愛したんじゃない 燃える思いを ぶっつけた
だけなの
台風だんな。窓外では風が暴れておます。今年の台風は変だす。
本来なら本土に来るはずの台風が、中国や朝鮮のほうへ行っている
ようですが、どなになっとんですがな。なにもかもがおかしくなってい
るようですね。経済がだめ、政治もダメ、気候もおかしい。キリスト教
で言う終末だすか。ほなキリストはん現れて、最後の審判だすかいな。
わてなんか、不信仰だすから、さしずめ地獄行きだすな。それで結構
だす。極楽なんて退屈でかなわんかなわん、地獄はおもろいでおます。
針地獄でも油地獄でも、極楽の退屈さに比すれば、何ぼか楽しいやら。
昨日行った、土成の家売れちゃいました。わて気に入っていたので、
実に残念だす。讃岐山脈の裾野ある平屋建の家でしたが、畑の中に
ぽつんと一個だけある、瀟洒な家ですが、日当たりがいいし、風もよく
通る素敵な家でしたが、残念なことに売れちゃいました。もうすこし居た
かったのですが、しかたがありません。実は、家族の中で買ってもいい
かな、と言う意見があったのですが、わてが反対しまして頓挫しました。
わても内心では、買ってもいいかなと思ったのですが。お金にしろ物に
しろ、財貨を増やすほど、わずらわしいことが増えます。家族にしても、
係累にしても、本来、わずらわしいものです。無所有こそが理想です。