西瓜と夏みかん 510
冬に、おでんや鍋、そしてすき焼きのような暖かい
食べもを食べたくなるのは当然として、ぼくは夏季に
於いてすら、汗をながしつつ、暑いうどんやカレーを
口内に喰らい込むのが好きなのである。水もおひや
よりお茶のほうを好む。お冷が出てきて、お茶にして
ほしいとは言わないが、どちらかと言えばお茶を選択
する。
冷やしうどんなども、基本的には食べない。例え食
べたとしても二年に一度ぐらいだろう。冷やし中華ば
かりはホットで食べるわけにはいかないので、チベタ
いので頂くが、冷たくない冷やし中華というものがある
なら食べても言いと思っている。
料理は、熱いということが、すでに美味さなのであり、
坦々麺なんかは、美味さのほとんどが、三文の一ほど
食したところであり、ややぬるくなったあたりから、急激
に不味くなっていく。半分あたりからは、麺が延びだし、
スープはなまぬるくなり、ただ惰性だけで喰らっている。
その顕著な例は、さつま芋を筆頭にジャガイモも同様
であり、あつあつの焼きいもの美味さに勝るものはない。
冷えたいもの味は格段に落ちる。これまたあつあつのジ
ャガイモにマーガリンではなく、たっぷりっと雪印のバター
を塗りたくって、パクリと噛み付き、口内でほわほわする
ときの贅沢感は、どんな珍味にも替えがたいが、ちべた
いジャガイモは、なんとも形容がしがたい不味さである。
例えて言えば、民主党の政治家を無理やり食べろとい
う拷問にかけられ、食べたらこんな味がするのではない
か。勿論、市民派を自称する辻本清美も入っているのは、
申すまでもないことである。