西瓜と夏みかん 504
どうやら日本の政治体制は、民主主義と教わって
きたが、それは誤りのようである。
小室直樹先生の言によると、民主主義の要諦は、
選挙の時のマニフェスト(公約)を守るか否かにかか
っている。民主主義の国家ならば、選挙の折、立候
補者は、必ず選挙民にマニフェスト(公約)を掲げ、そ
れによって有権者は判断をして投票し、政治家が選
ばれる。したがって政治家は、自らが掲げたマニフェ
ストの実現に努める義務をおっている。これこそが民
主主義の仕組みである。国民との約束が実現できな
い場合は、公約を守れませんでした、と言って辞任す
るのが民主主義なのである。
現下の民主党執行部のように、状況が変わったの
で、なんていう逃げ口上は、民主主義とはいえない。
民主党のみならず、戦後日本の政治体制は民主主
義と自称するばかりで、実はエセ民主主義国家であっ
た。自民党も、ご存知のように公約なんかちっとも守ら
なかった。と言うことは、日本は非民主主義国家という
ことになる。どうりで世界の歴史を見渡せば、民主主義
の政治体制を、国民がてにするには、多くの国民の血
が流されているが、日本においてはそういうことがない。
戦後、いつのまにやらアメリカからプレゼントされたよう
に出来てしまった。これは本当の民主主義ではないよう
だ。民主主義国なら、政治化が公約を守らなかったなら、
国民の怒りで、政治家が辞任に追い込まれるはずだ。