西瓜と夏みかん 500
他人のブログを読んでて、よく学校の恩師のこと
や、学校以外でも、職場とか交友のなかで恩師に
相当する方がいる人が、沢山いらっしゃるのにはび
っくりした。実は、ぼくには恩師とよべる人が皆無な
のである。小学校から、中学、高校、そして大学まで
ふくめ、尊敬が出来る先公は一人としていない。こん
なことってあるのだろうか。べつに悩みと言えるほど
のこたはないけど、ぼくって変なのかなぁ、という疑問
しばし脳裏を過ぎった。
ところが過日、県立図書館で本を借りにいき、手にし
た本が、中学生のための社会科という本である。著者
は、あの吉本隆明である。出だしに、こう書いてあった。
わたしは学校の先生というものがそれほど好きでなか
った。小学校の先生から大学の先生まで自分が習った
先生で好きだった先生はそれほどいなかった。小学校
で一人いたが、旧制工業高校ではいなかった。高等工
業学校でもいなかった。工業大学では一人だった。
ここまで読んで安心した。実は、ぼくも中学一年の担
当だった島田初子先生は、おかめ顔だったけど明るく
て好きだったが、恩師ではない。
大吉本を引き合いにして、はなはだ申し訳ないが、わ
が意を得たりの感もある。ぼくは威張って恩師がいない
ことを告白する。