西瓜と夏みかん 485
作家佐藤優の外務省に告ぐ、を読んでいたら下記の
文言があった。
自民党政権時代は、名目的権力は国会議員、実質的
権力は官僚という実質的棲み分けができていたのを、民
主党連立政権は本気になって壊そうとしていると、官僚は
危機感を抱いた。
官僚は、現在、2つの戦線を開いている。第1戦線は、検
察庁による小沢一郎潰しだ。第2戦線は外務省と防衛官
僚による普天間問題の強行着陸だ。特に外務官僚は、ア
メリカの圧力を巧みに演出しつつ、自民党時代に官僚が定
めた辺野古案が最良であることを鳩山総理が認めないな
らば、政権を潰すと迫った。鳩山総理は官僚勢力に譲歩す
るしかないと判断し、辺野古に回帰した。この状況を官僚は、
国家の主導権を官僚に取り戻したと受け止めた。
しかし、この象徴的事案は、官僚勢力に対する敗北になり、
民主党連立政権が政治生命を喪失する地獄への道を整える
危険をはらんでいる。
6月2日、鳩山総理と小沢幹事長は辞任を表明し、これは、
官僚の静かなクーデターが成功したことを意味する。しかし、
そのことは国民の目から隠されている。その後、菅が総理大
臣就任した、官僚たちは、菅が合理性を重視する構築主義者
なので、うまく操ることができると考えた。後は、小沢一郎の息
の根を止めることが官僚たちの最優先課題だ。その後、小沢
の下でつくられた民主党を官僚が奪取する。その役割を進ん
で引き受ける官僚的体質の民主党国会議員は山ほどいる。