独り言   5月20日-1-63-402 | はなのブログ

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                鞠と猫     402
     
       生まれた、つまり生命を得たからにゃ、死も得る
      ことになる。これは太陽が東から出て西に沈むよ
      うなことで至極当然のことなのだが、なかなか合
      点のいかぬことなのである。つまり死とは太陽が
      西の地平線に消えていくような、しごく当たり前な
      出来事に過ぎないのであるが、死んでいく当人に
      とっては人生の一大事になってしまうのは、死ぬ
      のはなんと一回にすぎないからである。これが何
      度も死ぬのであれば、ちょっと近所のスーパーへ
      買い物に行くような気分で死を迎えれるだろうが、
      なにしろ初めてのものだから、うろたえためらい、
      さらに恐れるのである。したがって、あまたの宗教
      哲学においてすら、死をいかように捉えるかに思
      案して、さまざまの解釈をしたものの、わかったよ
      な、わからないような、あいまいな按配で、やはり
      死への恐怖はぬぐいがたい。やはり死を畏怖しつ
      つ、かつ羨望も加味しつつ生きねばならぬのかー