独り言    4月17日-4-51-283 | はなのブログ

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_           春と修羅   283
  ご存知のように、このタイトルは宮沢賢治の詩から取
った。宮沢賢治は、夏目漱石、太宰治と並ぶおおくのファ
ンをもつ大小説家であるのは、ぼくのブログを読んでくだ
さっているかたは熟知のことと思える。
  賢治は、ほとんど無名のうちに、37歳で逝ってしまっ
たが、作品は友人たちの力で現在わたしたちが読めるよ
うに、筑摩書房の全集としてある。
  賢治の作品は、信仰の法華経の幽玄な世界を具現化
したもので、かといって偏狭な思想的独断でなく、むしろコ
スモポリタンcosmopolitan的世界観で、宇宙とか銀河、
自然が濃密で、読む人をして一種不思議なコスモスの中
に誘ってくれる。作品のなかにあらわれるオノマトペは、
さながら不思議なリズム感をうみ、宗教臭は、むしろ希薄
である。
  賢治の作品は売るため書かれたものではない。法華経
に畏怖するほどの感銘をうけ、その感動を世界の人々に少
しでも知ってもらいたいがために書かれたものである。
  そんな賢治の感動を味わうために、今年中に法華経を
読もう。蛇足だが、賢治は国柱会の信者であった。国柱会
の信仰を広げんがために、賢治は布教活動をしたが、国
柱会の人は、賢治の文才を見抜き、布教より文才を生か
すほうを促した。国柱会の人は偉い。そのことにより、ぼくら
は沢山の賢治の作品が読めるのだから。