_ 四字と熟語 196
見れば、窓外は雨である。いつものように、パジャマ
から外出着に着替え、いってきます、と家人に告げて車
にに乗ったが、エンジンをかけるに躊躇う気がして、寒
いが読書を今までしていた。2時間ほどで100ページ読
むことが出来たが、どうやら寒いほうが頭の働きがいい
ようだ。頭寒足熱とはよく言ったものである。しかしながら、
いかんせんぼくの場合は頭寒足寒と言う状態である。
今日は仕事はやめた。こんな憂鬱な日にお客さんは来
ないであろうし、今のところ、仕事は順調に推移している。
誤解を恐れず言うが、最近奇妙な心境の変化があり、
お金儲けの偏執よりも、お金をうまく使う困難に思い至った。
ぼくの周辺にも、あまたのお金持ちがいるが、いずれも、上
手なお金の使い手ではない。ことほどさように、どのようにお
足を使うかは、考えれば考えれ程難儀な大事である。かく述
べれば、それならおいらがうまく使ってやるよ、と茶々を入れ
る男子一名が、北の方の国にいるやに仄聞するが、いらぬ
おせっかいである。お足と言うからには、いずれはぼくのとこ
ろから逃げていくのは必定。定めである。こう書くと、いかに
も大金の所有者かと言えば、さにあらず。コガネムシである。