_ 四字と熟語 147
そんなに毎日々面白い話が書けるわけじゃない。たまに
はぼくに、面白い話を聞かせて欲しいもんだ。そこの口をポ
カァ~ンと明けてるあなた、そう貴君のことだよ。何か面白い
話でも聞かせておくれでないか。どうしたんだよ、もじもじして、
うんとかすんとか言っておくれでないかい。なんだい、言葉を
家に忘れてきたのかよ。しかたねぇなあ。じゃあ、その右隣の
綺麗なお方、おじょうさん、あなたのことですよ。このおじさん
に、なにかお話を聞かせてくださいな。ごしょうでげすよ。別嬪
さん。なんです、はずかしい、のですか。ほほを真っ赤にしち
ゃって、あかちゃんみたいでげすよ。
まあいいや。無理強いは野暮だ。おじさんは、こう見えて
もやさしいんだ。男らしさつぁ~、やさしいってことよ。しかた
がねえや、おじさんが一席やるとしようか。
え~、むかしむかし、あるところに、おじいさんの亀とおば
あさんの亀が暮らしていました。ある日、おじいさん亀は思い
立ち、おばさん亀に告げました。これから鬼退治に言ってくる
のでお結びを作っておくれ。これを聞いたおばあさん亀はぷん
ぷん怒りながら言いました。いつまで私を使うんで。千円上げ
るけん、ほかほか弁当でのり弁でも買いなはれ。紙幅が尽き
ましたのでこのへんでーー。ご退屈さまで恐れ入ります。