_ 幻視と政治 131
もう政治は怒りますまい。ぼくは物心ついた頃からずっ
と、なぜか自民党が大嫌いだった。これは家のものの影響
にあらず。理由は、わがことながら判然としないのだ。
だからと言って社会党を支持してたかと言えば、これも
またそうではない。自民党が嫌いだから、そのぶん社会党
にシンパシーを感じただけのことである。
その社会党の一部が合流した民主党が政権をとってや
れやれと思うつかの間、現下の体たらくである。もう政党に
は期待も幻想も持たない。どの政党が政権をとっても政治
は変わらない。だって政治は政治家がやってんじゃなく、役
人がやってんだから変わりえない。それぞれの既得権益を
手放さずに、しがみついているのだから変わらないのだ。こ
うなったら、一度破綻して、既得権益もなにもかも粉砕をして、
新たにやりなおすしか方法はないのではないか。
怒ると体に悪い。ぼくはズート政治に怒りを感じてきたの
で、体を痛めてきたであろう。こんなつまらないことはない。
怒るのはやめるが、何らかの方法があるはずだ。敵はわか
った。