_ 幻視と政治 128
わが生涯を振り返れば、おかしいことにがんばろうと
決意したことが、一度としてないような気がする。いつも
のほほんと生きてきたみたいだ。およそ競争心というも
のが欠落している。これは、おそらくゆゆしきことなんだ
ろうか。それは、たぶん精神の内に、なにやら欠陥があ
るのやらないのやら、ちと訝しいかぎりである。かといっ
て、ぼくには、忌まわしい嫉妬心が、心のなかでとぐろを
まいている。たまさかに、あきらかに、ぼくより素敵なブ
ログを発見すると、嫉妬のほむらがめらめらと燃える。
が、しかし、がんばろうと言う気持ちはわかない。ただ
シュンとなるだけで、尻尾をまいた子犬さながらだ。
かくのごとき、なさけない奴が、かくいうぼくなのである。
およそ向上心がない。努力と言う言葉を見るのも書くのも
嫌いだ。だが好きなことは熱心にやるのだが、ぼく自身は
それが努力だと言う自覚はなく、おのずから、好きだから
やっているにすぎない。へんてこりんな感じがしないでもな
い。