独り言     8月27日 | はなのブログ

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         流転と独楽    27  
  仏教のさとりとは四苦八苦の法則を認識し、それを
甘受することらしい。これはさながらマルクスの疎外論
に、さも似たり。マルクスの疎外論は、社会あるいは経
済には法則がある。たとえ法則を無視しても、人間はそ
の法則から逃れることは不可能である、ということらしい。
これ、ちょっと似てませんか。
  たとえば、万有引力という法則がある。ある男が、俺は
そんなものは認めないと、いくら強弁しても、高いところか
ら男が落ちれば死ぬのである。男の主観がいくら引力を拒
否しても、法則は男をからめとり殺してしまうのである。こと
ほど左様に、われら人間はさまざまな法則のなかに生きて
いる。病は気から、という文言があるが、気で病気を治すよ
り、薬のほうが手早い。主観で法則を駆逐することは不可
能と言わざるを得ない。そういう意味で仏教の教えは理に
かなったものである。法則が因であり、認識が果である。
仏教は、キリスト教のような予定律ではなく、因果律なの
である。