独り言   7月27日 | はなのブログ

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         ブルース    7

  今日はなにがあったのだろうと、ふと顧みるに、何も

思い浮かばない。毎日毎日が強烈な印象がのこる生活

というのは同なんだろうか。例えば戦場、いつ死ぬかわ

からぬ状況。一分先が判然としない、明日までいきれぬ

のか分からない濃密な時間の連続。こんな状況において

も人間は、昨日なにをしていたか思い出せないことがある

ではないか。

  あるいは、燃えるような恋をしていて一分、一秒でも会

いたい。ただ目を合わすだけでいい。そうしなければ狂い

死にそうだ、というような経験をなさった方もいらっしゃると

思いますが、そんなな時でさえ、雲の形や、野に咲く花に心

を奪われて、あれほど狂おしく思った恋人のことを忘れて、

ぼんやり雲や、名も知らぬ花に見とれたりしている自分に、

ふと気づきうろたえた経験はないであろうか。

  大きな話になるが、ぼくは今だ宇宙のなんたるかもわか

らぬ。それと同じくらいに、自分がなんであるかも理解がか

なわぬ。わからぬままいきているのだが、わからぬというも

のは、なんだかおかしなかんじだ。だからといってわかって

どうなるものでもない。確かなことは、生命ある者、いつかは

死ぬ、というばかりだ。あの憎まれっ子の談志さえ死んだ。

どうやら、このことばかしは確かなようだ。