独り言   4月21日 | はなのブログ

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        驟雨と毬   12

 なぜぼくは本を読むのであろうか?そんな疑問がふと

浮かんだ。これは食うために働くのか、はたまた働くた

めに食うのか、と同じような愚問とかたずけていい問か

もしれないが、暇つぶしに考えてみようか。

 読書といってもいろいろあるが、自動車の免許や、さ

まざまな資格を取るための読書。まァ手段としての読書

はおおむね面白くはない。ひたすら砂を噛むよな感じで、

目的を達成するため我慢の一言につきる。能力もさるこ

とながら意志の強さが必要十分条件である。

 それに反して、目的としての読書は楽しい。とくにエンタ

ーテーメント作品は時間が短く感じてしまう。何か学ぶこ

ともあるだろうけど娯楽的要素が強い。

 また教養としての読書もある。これらの作品は、娯楽的

ぶぶんより、人間の、そして生きるにあたって生じるさまざ

まな形而上学を問、考える本である。本によつては退屈で

あくびを誘うモノもあるが、ドストエフスキーのようにすこぶ

る難解さと面さを併せ持つ作品もある。この類の本を読

む期待感は、それらの本の読書体験から、いかに自分自

身が変化しいくかの興味に尽きる。一冊の本との出会

いによって、生観から、なにもかも変わってしまう力を本

は持っている。それが嫌いで、今の自分に満足している人

は本など読まなくてもいい。しかし、無限に自己の可能性

を求道する人は、おおいに読書をして自己を研磨してほし

い。