独り言   3月25日 | はなのブログ

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        鰻と犬   5

 いよいよ秋である。秋になればおいしい果物がた

さんある。まず梨、栗、蜜柑、柿などが代表的で

るが、とくに蜜柑などは年中あるが、やはり秋の

ノが勝る。ぼくは食べ物で好き嫌いが全くないの

あるが、果物の中でとりわけ好きなのは柿であ

る。柿を好きな理由をのべよ、といわれてもハタと

考えんで困惑するが、好きなものは好きなので

ある。人ならもそっと違った言の葉で修辞するで

あろう。

 木の枝にたわわに熟れる黄金色の実を、君が白

手でもぎ取らん。柿の実も君の口内に食せらんこ

を喜悦すべし。嗚呼柿よ、甘き柿よ。ぼくは君を思

慕する。たとえ明日ぼくの命が絶えても今日ぼくは

柿の木の苗を曠野に植えるだろう。

 つきなみだが、秋は読書の季節でもある。何故そ

うなのかは合点できないのだが、とにかくそうらしい。

ぼくの人生も後半にさしかかっているので、何度もト

ライして挫折した本に改めて挑戦してみたい。そんな

本の一部を列挙してみよう。戦争と平和、ファスト、ユ

リシーズ、存在と時間、失われた時を求めて、資本論、

純粋理性批判、ツァラスストラはかく語りき、源氏物語、

コーラン、仏典、死霊、ドグラ・マグラ、さざえさん全巻、

こんなところだ。ハタ坊だじょ、足ばたばた。