猫と柳 18
窓が西側にあるので、午後に入り2時ぐらいになる
と病室は西日が入り、クウラーが効いているが少し
暑くなる。部屋の広さは変形の10畳で巾が短かく、
縦長にしたもので、入ってすぐ右てに狭い風呂付の
シャワー室とトイレがある。
同じく右手に病人がやすむベットが在り。左奥には
冷蔵庫付きの物入れ、その手前には付添人のベット
と見舞客の腰掛を兼ねたモノがある。
病室は一人部屋で、此の部屋に接する10室ばか
りは総て一人部屋であるが、他に数人部屋もあるら
しい。部屋は二階にある。旧館に継ぎ足した新館で、
したがって部屋は、どん詰まりにあり迷路のようで、
初めてお見舞いに行く人は間違いなく迷ってしまう。
病院の名称は麻植協同病院といい、経営は農協
がしているのはいかにも田舎という感じである。以前、
といってもずいぶんになるが、父が仕事をしていて大
けがをして、この病院にお世話になったが、そのころ
も新しい病棟でなかったので、ずいぶん古い建物だが、
とくに駐車場が足りないので、朝は満車で、入れない
車の行列ができてしまう。したがって近々別の場所に
移転するらしい。車社会になって久しいが、社会の変
化に取り残されたようだ。むべなるかな、の感しきりで
ある。