独り言    2月4日 | はなのブログ

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        流転と啓示   14

 合理的期待形成仮説を要約するとこうなる。

 人々は総ての利用可能な情報を利用する事に依っ

て正しい予測ができる。その上、総ての経済理論をも

利用できる。

 消費者と企業の行動の合理性と、自由市場はベスト

であるという事が極限にまで強調される事になった。そ

れ故、人々には経済がどう動くか、政府が何を遣り、そ

れが自分達にどんな結果をもたらすか分かってしまう。

 ここから、政策不要論つまり、政府は何もしないのが

一番良い,が出てくる。

 さて、古典派とケインズのどちらが日本の経済に適合

するか。残念ながらどちらの処方箋も上手く作動しない。

その原因は理論にあるのではなく、両派が研究の対象

としている資本主義と、その精神が無いからである。

 資本主義風ではあるが、社会主義的であり、封建主

義然としている。これが日本経済の実態である。

 ケインズ理論が政策として有効に作動する時の条件

は、役人が公正で有能ある事を前提としている。役人が

無能で。天下ったり、汚職ばかりしている国ではケインズ

政策は作動しない。況んや役人が勝手気儘に市場に干

渉するようでは古典派の理論も機能しない。

 日本の行く末を案じるならば、何よりもまず、腐朽した

官僚と家産官僚制を駆逐する事が肝要である。つづく