流転と啓示 1
ケムンパスでやんす。おいら赤塚不二夫が好きで
した。どれぐらい好きかといえば、これぐらい(両手
イッパイ広げる)すきでした。いや、いまでも大好き
です。
ちびたも、いやみも、でかぱんも、れれれのおじさ
んも、うなぎいぬも、ばかぼんのパパも、はたぼうも、
おいらの本棚には森鴎外全集、太宰治全集、などの
本に挟まれて赤塚不二夫の話の特集社かでた電話
帳の4倍ぐらいの厚さの本がいかめしく鎮座していま
す。
思い返せば、おいら高校時代の愛読書は少年マガ
ジンとサンデーだった。あきらかにおいらの自我に赤
塚不二夫の影響があることは自明である。お酒を飲む
と暴走しがちなのも、彼がなさしむる技かもしれない。
ことに発想たるや赤塚そのもので、これを読んでおら
れる全国の聡明なる常識人たる諸兄諸女においては、
おいらの不可思議な言動に、ややもすれば戸惑われ
るかもしれぬが、これは何も万巻の哲学書を読破した
からに非ず。いわゆるつむじ曲がりなのである。へそ
曲がりともいう。実に、おいら赤塚組である。
だからおのずから嫌われ者で、どうやら妻すらおいら
を嫌っているフシが感じられる。というのは、このあいだ
久しぶりに、いつもは別々に寝ているのであるが、妻の
布団にもぐりこんだら、いきなり屁をこがれた。昔は香水
の香りだったが、今はドブの匂いだった。ニャロメ