独り言   1月18日 | はなのブログ

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       檸檬   8

 アダム・スミスの基本思想、それは市場の自由に

せておけば、最大多数の最大幸福は自ずと達成

れるというものである。

 近代資本主義が一応の完成を見るのは産業革命

後の事であるが、スミスが生きた時代の英国には既

にその骨格が見られた。企業家は地主から土地を、

銀行家から金を借りて産業をを輿し、労働者を雇っ

て生産を行い商品を作った。その売上げで地主に地

代を、銀行家には利子を、労働者には賃金を払い残

りを自分の儲けとする。

 だが、当時の市場は中世以来の古い慣習や規制

に縛られもし、不自由なところであった。経済の繁栄

を求めるならば、市場を開放せよ、規制なんぞ捨て

去り、自由市場を実現すれば、社会は最大多数の最

大幸福を達成できる。これがスミスの主張である。

 一体モノの価値(価格)は何に依って決まるのか、学

問として経済を学んだ経験がなくとも、需要と供給と答

える。しかしその理論がまとまるまでに時間がかかった。

 スミスはモノの価格は、それを作るためにどれだけの

労働を要したかに依って決まるという学説を打ち立てた。

これが労働価値説である。        つづく