独り言  1月16日 | はなのブログ

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        檸檬   6

 ホッブズの自然状態では、有限な資源を廻っての万

人の万人の対する戦いになる。即ち人間は人間に対

して狼である。人間の自然状態は戦争である。ロック

もホッブズと同じく自然状態における人間からモデル

を作った。

 この人間は、資源から食糧を初め生活手段を取って

生きてゆかなければならない。人間は動物と違って予

見能力を持つから、未来も行動の動機となる。ホッブズ

は自然が与える資源は有限であると考えた。ところがロ

ックは資源は有限でなく、増加させる事が可能であると

考えたのであった。人間の労働力に依って資源を増加

させる事ができるとロックは考えたのである。ロックは、

人間労働の投下を以て資源が増加され得る事に注目し、

その増加した資源は、その労働を投下した人間の私的

所有とした。このようにしてロックは、労働の投下を以て

私有財産を正当化した。

 ロック曰く、人間は自分の生命、身体、自由を所有す

る。故に自分の生命、身体を自由に使って得られた物は、

その人間の所有物である。

 古典派は資本主義こそ自然状態であると考えた。社会

も国家もなくても資本主義はあり得ると考えたが、この思

想はロックに源を発する。つまり、自然状態における人間

の労働投下を以て私有財産とし、これを正当化したロック

こそ、正に資本主義のイデオローグである。  つづく