独り言   12月28日 | はなのブログ

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        雪だるま   8

 古代ギリシャは役人はいないほうがいいと考えた。

職業役人は全くいらないが、それでは、統治に支障

が出る。そこで、役人は抽選で選んで任期を短くし

た。役人が長く居座るのを恐れたからである。

 ところが巨大帝国は官僚制なしではすまされない。

教国中国は伝統的な官僚制の国である。官僚制

がまともに動くための条件の一つとして必要不可

なものは官僚制と競合するシステムである。これが

ないと腐敗と堕落がはじまる。中国では宦官である。

官僚制と宦官制が競うことで、組織の腐敗と堕落が

防止できたのである。

 日本は明治以来官僚制を受け入れてしまった。最

大の欠陥は、さきほどの競う組織を作らずに、官僚

制を導入し、さらには、経済組織でもなんでも官僚制

を手本にして作ってしまったことである。競う組織があ

れば、両方ともに腐敗してもそれぞれの仕方は、官

僚の腐敗の仕方とは全く違ったものになり、ともかく

それぞれの機能は果たす。ところが日本では全部が

同じような官僚組織だから、行政も、企業も、学校も

みんな同じように腐朽して、どれもが機能しなくなった。

 日本では、儒教はもう生きていないが、儒教による

弊害はますます大きくなっている。エトスとしての儒教

は滅んだが、官僚制度、受験制度という奇態な行動

様式として残っている。るるるるる。