独り言   10月4日 | はなのブログ

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                  白河夜船   4

         はなはだ僭越ではございますが、ぼくはこう

        考える。あかい花があり、一方こちらに白い

        花がある。この花らを見て皆さんはどう考え

        るのであろうか。

         まずなんの興味をしめさない野暮天がいる。

        これもひとっの生きかたである。彼にとって

        は花などとるにたらない無価値なそんざいな

        のである。
         方や歩いている人、ふと花にめがとまり、お

        やっ、と花にちかよる。眺めやりつつ鼻をくん

        くんとやる。五感で味あうのでしょうな。こう

        ゆう人、ぼく贔屓したくなります。共感するの

        ですな。

         そしてぼくは思う。ぼくははな。そのはなは花

        なのか鼻なのか華なのか洟なのか端なのか

        塙なのか葉菜なのか巴菜なのか羽菜なのか、

        一体どのハナなのかわからないのである。怪

        しからんことに、まだ決めていなかったのであ

        る。さあ、困った。