独り言   9月22日 | はなのブログ

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              ヘロヘロ論考  18

       再び半藤一利氏の本から引用させていただく。

       「ウォーナー伝説」をご存じであろうか。この米国

      の美学者が、米陸軍に爆撃しないように切に頼ん

      くれた御蔭で、京都と奈良の古寺や古美術が破壊

      から救われたたんだ、というお話である。

       しかし、米軍のような大組織が、民間人の訴えに

      動かされて、作戦計画を変更すべくもない。まして

      や戦争中である。この美談はつくりものなりと今で

      は否定されている。

       歴史的事実はどうなのか。

       昭和20年(1945)5月12日に、軍部による原

      爆投下目標検討委員会の二回目の会合がワシン

      トンでひらかれ、京都と広島、横浜、小倉、新潟と

      ともに原爆投下の目標都市にえらばれている。

       ところが、ここに最初から京都を目標とすること

      に反対している人がいた。陸軍長官ヘンリー.ス

      チムソンである。この男は戦略よりも、米国の名

      誉と威信を念頭においた。いらざる所への攻撃

      は避けるべきと考える政治家だあった。

       最初の目標選定から二か月余後の7月25日、

      原爆投下命令書が発令される。京都の名はな

      かった。