独り言   9月10日 | はなのブログ

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               ヘロヘロ論考   6

       ファドをごぞんじであろうか。そう、ポルトガルの

      歌謡曲である。

       ぼくがファドを知ったのは平岡正明氏の歌謡論

      を読んだからである。以前からぼくは、平岡氏の

      本の愛読者で、彼が進めるものは何でも験して

      みるのだった。裏切られたことは絶無である。

       手に入れたレコードはアマリア、ロドリゲスのL

      Pだった。家に帰りレコードに針をおとすと、JBL

      のスピーカーから、なんともはや哀切極まりない

      歌声がぼくの部屋に響き、異議なしの声が頭の

      なかで聞こえた。

       アマリアの唄には哀切ばかりでなく、叙情、悲

      哀、くわえて海のにおいがするのだ。言葉はわか

      らないが、おそらくは男女間のままならぬ趣をせっ

      せっと、歌うというよりも、叫ぶといわせてもらいた

      い程である。異文化に反応したぼくの感性が好き

      だ。        ぼくの手帳より

      61、ベルグソン1859~1941、1月4日享年82歳

      「人は、可笑しいから笑うのではない。笑うから可

       笑しいのだ」