独り言   9月3日 | はなのブログ

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             諤諤たる愚者の記   31

            ヴィトゲンシュタイン  3

      世界は論理に対応している。つまり、世界は言葉

     によってとらえられる。いや、言葉によってしかとら

     えられないのだが、世界と言葉(命題)とは、論理

     という共通の形式で結ばれれている、というのであ

     る。つまり「言葉は世界の絵」なのだ。それゆえ、

     そうした論理で満たされている「論理的な空間」こ

     そが世界なのであり、したがって、言葉の果ては

     世界の果て、「世界の限界は、論理の限界」とい

     うことになる。

      そこで、論理の構造をあきらかにすること、すな

     わち、言葉の仕組みを解明することだけが哲学の

     任務とされ、それ以外のこと、たとえば価値の問

     題、論理的な問題を論じることは、無視される。

      ヴィトゲンシュタインは、つぎのように記す。

     -世界のなかには、どんな価値も存在しない。

     -倫理的な命題はありえない。