独り言  8月22日 | はなのブログ

はなのブログ

ブログの説明を入力します。

               諤諤たる愚者の記   19

      ぼくは、みなさん、本、映画、音楽、絵画、写真、そして、

     落語からもおおくのことを学んだ。どうしても学ぶというと

     かたぐるしくなってしまい、方程式とか英語の文法とかが

     思い浮かべるのであるが、それはちょとちがう。落語から          

     は、人々が生きていく上の、妙とか綾といっていいのだろ           

     うか、つまり、人生を綾なすなかでうまれる情感とか知恵

     をぼくは文楽、志ん生、円生、三木助、などから学んだ。

     落語にでてくる人々はほとんどが無学の庶民である。そ

     の人々が、笑、悲しみ、怒り、ののしり、だまし、反省す  

     るさまは、人生の縮図そのものである。この世界では、殿

     様とか学者は世間知らずのバカあつかいだ。ぼくは、彼

     等名人が語る世界に笑い転げ、また涙をながしながら、

     学校では学べない生活する庶民のたくましい情合と機微

     を無意識に学ばしていただいた。ぼくのレコードボックス

     には、モツアルトのコーナーの隣に、文楽や志ん生全

     集がもうけなさそうに座って次の出番をまっている。

             ぼくの手帳から

     48、知識人の転向は、新聞記者、ジャーナリズムの

      転向からはじまる。       丸 山  真 男