独り言  7月16日 | はなのブログ

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          ふらふらの記   6

    時間つぶしに喫茶店でコーヒーを一人で飲んでると、隣の席からこんな会話

   がきこえてきた。

    「ひさしぶりじゃのう、げんきにしよんか」

    と、ごましお頭の60歳ぐらいの男が言った。

    「まぁ、ぼちぼちじゃあなあ、糖尿があるけんな」

    と、禿げ頭のこれも同年輩の男がこたえた。

    「そりゃいかんな、こっちのほうはどんなんな」

    と、ごましおはにやにやしながら、右手の小指をたてて言った。

    「さっぱりじゃ。ここ3年はやっとらん」

    「-------」

    「嫁はん見ても女とおもわん。若い娘じゃったらいけるかもしれけどな」

    禿げ頭はそういって笑った。

    「できんようになったら、生きとってもつまらんのう」

    「ほんまじゃ、若いころは一晩に10回やったこともあったけどな」

    「おまえは好きやったけんな、クラスの美代子やったんだろが?」

    「あれは美代子がモウションかけてきよったけんじゃ。あの娘ええ身体しとっ

   た。眠んとやったら、翌日太陽が黄色に見えたわ、あれほんまじゃなあ」

    「わしな、正直いうけど、美代子が好きじゃったけん、それ聞いたときがっかり

   したは」

    と言ってごましおは顔をしかめた。

    「ほんなんじゃったら、美代子吉野でおるけん、いうたらやらしてくれるでよ」

    「あほぬかせ、おばあはんあいてじゃたつもんもたたんは。ハハハハ」

    「ほんまじゃ。ハハハハ」

    のどかな田舎のひと時でした。おそまつ。