雑 記 10
今日の家は隣に川が流れていて、見た目も涼しく、40㍍の川幅の両岸には
草花が咲き乱れ、耳には小鳥の鳴き声、ほほを撫でていく涼風もやさしくて、さ
ながら至上の心持に、読書も進み、疲れれば昼寝するもよし、ひたすらおもうま
まである。
米国が世界最大の軍事大国であることに異論をはさむ人はあるまい。さてそ
こが問題である。大戦後、米国はおおきな戦争だけでも、朝鮮戦争、ベトナム
戦争、一次イラク戦争、二次イラク・アフガン戦争。その他小中の戦争をたくさ
んしてきたが、何故なのか。いわば戦争中毒とでも言わねばなるまい。ぼくは
ずっとこの疑問がとけなかった。
日本国内では、国債発行の赤字財政が大問題になり、無駄な公共工事に対
する批判が指摘されて、徳島も第十堰の取り壊しと可動堰の建設が無駄でな
いかと反対運動がおこり、ぼくも双方のパンフレットなど読んだが、役人はなぜ
このような工事をしたがるのか、と考えて答えがみえてきた。ジェネコンの維持
のためだろう。公共事業がインフラ整備の手段でなく目的になってしまっている
のだ。つまりジェネコンを養うために工事がおこなわれるのである。
これを米国の戦争に当てはめられないのか。軍事大国米国にはこれまた巨
大な軍事産業がある。米国が戦争をしなければ、不況で潰れてしまう。どんど
ん兵器を造って、どんどん戦争をして消費する。ぼくの周辺に米国製のものは
ないが、自衛隊の武器や戦闘機、などの多くが米国製だ。
以前、本多勝一の戦場の村を読んでて奇妙なことが書かれていた。それは
米軍は毎日同じ時刻にある場所にやってきて、誰もいないところに機関銃やミ
サイルを撃ち尽くして帰るのだ。
なるほどこういうことか。あれこれ戦争の正当性を主張するが、なんのことは
ない。公共事業だったのか。日本の官僚がダムや道路の必要性を主張するの
とおなじなんだ。米国は軍事産業を養うために戦争をするのだ。狂っているとし
かおもえない。