雑 記 2
いやはやなにゆえ人間なるものイデオロギーなどの玩具を発明したるもの
か、じつに困ったものである。さほどの相違なきほどに、相手を鬼畜生とののし
りはては生命を奪うとは、世界を俯瞰して眺むれば、あれはありとゴキブリの争
い、さぞやガリバーはせせら笑いしているとみる。
ぼくはこう思う。民主主義国なぞありはしない。あれはたんに絵に描いたも
ち、食えはしない。かって社会主義なるこれまたイデオロギーが国際金融資本の
支援のもとにでっち上げられて、なにやらユートピアよともてはやされたが、な
んのことはない官僚支配の管理社会だった。民主主義なる言葉はこの弱者の
味方たる社会主義にたいするアンチとして資本主義ではあまりにも強欲のイメ
ージが勝り、とりあえず民主主義なる美名を使用しているだけ。
民主主義が実現するにはほとんど困難といっていいだろう、なぜならそれを
望まぬおおきな勢力がこの世界には存在するからだ。
民主主義の実現には少なくとも次のことが必要である。まず成熟した政治に
感心をもつ民衆、そして政府が持つ情報の全ての開示、さいごに民衆がマスコ
ミを監視することである。マスコミなるものは、つねに客観報道とか社会の木鐸
を自称しているが嘘っぱちれある。つねにその社会を支配している側について
いる。今の日本社会の支配者は、米国、官僚、大資本であり、つまりマスコミは
彼らのコントロール下にあって、世論操作のきかんである。民衆の意識は彼ら
の意のままである。ゆめゆめ選挙結果が民衆の意志ではない。国民の意志な
るものはあやつられるのである。これは日本以外でもおなじである。日本の民
主主義は自称であり、実体は官僚社会主義国であろう。