ぼくの想い出の本 7
高橋和巳もよく読みました。邪宗門やエッセイが印象に残っています。
開高健の小説もすきだが、おっぱぁ!など、釣りの本は開高節全開で飲食をわ
すれてよみふけりました。
倉橋由美子は最近なくなりましたが、ぼくのおきにいりの作家で、パルタイを読
んだときの衝撃はいまもわすれられません。
哲学者梅本克己の過度期の意識を読んだのは、ちょうど二十歳のころでした。
この年頃は、背伸びをしたがるものですが、その背伸びの読書でした。
詩人では、寺山修司や黒田貴夫がすきでした。まぁこれは、実を言うと、つきあ
っていた彼女の影響で読んだのです。
詩人ではほかに、田村隆一、鮎川信夫、長田弘、谷川雁、谷川俊太郎、金子
光晴、石原吉郎、岩田宏、清岡卓行、飯島耕一、金井美恵子、富岡多恵子、鈴
木志郎康、吉岡実、大岡信、長谷川劉生、吉本隆明、白石かずこ、関根弘、安
東次男、高橋睦郎、山本太郎、黒田三郎、片桐ユズル、安西均、川崎洋,高良
留美子、吉行理恵、山本道子、井上光晴、中桐雅夫、石垣りん、中井英夫、リル
ケ、ランボーなど愛読し、いまでも読んだフレーズがふいと脳裏にうかぶこともあ
る。それにしても、このひとたちの何人が生存しているのだろうか。そして実入り
の少ない職業をえらんだ人たちでもある。
山口瞳は、彼の生き方を含め目標の作家です。目標といっても、あしもとえもお
よばないぼくですが、どうにも好きなんです。