独り言  5月1日 | はなのブログ

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  桜の花が満開になると、なにやら身体のまんなかあたりがほてり、さながら盛りのついた猫に近い状態になるのは、おなじ哺乳類として首肯できなくもない。

 桜の花に、あんなに人々が魅せられるのは、花のはかなさを憐れむよりも、むしろ妖しい花の色香かもしれない。

 一昨日、ぼくは藍住図書館で本をさがしていた、

 余談だが、ぼくは七か所の図書館の貸し出しカードをもっている。

 なかでも県と藍住の図書館を多用するが、各図書館ごとに特徴がある。例えば市のでは名画のビデオがかりられるし、那賀川では絵が額縁ごと貸してもらえるのだ。

 蔵書では、県にかなわない。本以外の情報(新聞・電話帳・官報その他)でも、たの図書館の追随を許さない。情報の宝庫なのだ。

 すっかり話がわきにそれてしまったが、ぼくは本をさがしていたのだった。

 ふと、経済・法律コーナーで、見るともなく目が本の背中をなめていると、一冊の背中に目がとまった。

 (裏読み日本経済。副タイトルに、本当は何が起きているのか)著者朝倉 慶とある。

 朝倉氏の本は、つい最近(2011年本当の危機がはじまる)をよんで衝撃をうけたばかりだ。

 これは神の見えざる手が、ぼくに読めとさしだしたにちがいない。

 ぼくはためらわずに、その本を手に取り、他に選んだ二冊とともに、カウンターにはこんで借りた。

 自動扉が開き図書館をでると、桜の花が風に舞ってぼくの肩にとまった。