ナンデルセン童話
むかし、あるところに、はだかの王様がおりました。
王様はあつがりなので、はだかが大好きなのです。
家来たちは、はだかではみっともないので、立派な服をよういしていますが、王様は服をきてくれません。
そこで、みんなで相談したのですが、いい知恵がうかびません。
そのとき、ひとりの男が手おあげ、
「どうでしようか、この国の東のほうに、知恵のある老人がいる、とききます。その老人におしえてもらいましょう」
といいました。
みんな同意し、男が老人にあいにゆくことになりました。
やがて、老人に教えをうけた男が帰ってきました。
待ちかねたみんなは、男をとりまき、どうすれば王様が服をきてくれるのかを、きいたのです。
男は、老人に教えてもらったことを、みんなにつたえました。
「おお、それはいいかんがえだ」
と、みんなはよろこびました。
翌日、からお城の大改造がはじまり、一週間後に完成した。
それ以来、王様は毎日服をきるようになりました。
お城の大改造とは、なにをしたのでしょうか。
実は、お城の部屋・廊下・トイレ・風呂など、すべての壁・天井に鏡をはったのです。
鏡に写る醜いじぶんのはだかを見せつけられ、王様は恥ずかしくなり、とうとう服をきたのです。