色の白いは、七難隠す。

最近の若者は、この諺を知らないだろう。色白の女性を褒めた言葉である。でかさんがカンボジアで生活していた時、クメール女性も色白になりたいとの願望を持っていることに気が付いた。

住んだことはないが、これまで何回も訪問したタイ人もそうである。クメールの男からすれば、裸にした時、白い肌の女を欲しがる。

カンボジアでの白い肌の女とは、ヴェトナム人か中国系カンボジア人のどちらかである。よって、純粋クメールは、次第に数を減らして行くことになる。
クメールとは、主にカンボジアにいるクメール語を話す民族である。この民族は、ポルポトという共産主義を信奉する男によって、大量に虐殺された。しかも知識階級を中心にして。

現在のカンボジア人は、そういう意味で、可哀想な民族である。よく、カンボジア情報サイトでは、カンボジア人のことをどうしようもない人種であると書かれているが、ここら辺のことを考慮しておかないといけないのかもしれない。

かつては、アンコールワットで、強大な国力を持っていた民族である。

カンボジアでは、純粋クメールが少なくなってきているという。北からの中国民族が多く入って来て、混血が進んだのである。

でかさんがいた頃、中国語が通じた。遠い将来、中国人国家となってしまうかもしれない。
カンボジア各地には、ポルポト時代に犠牲になった人たちの頭蓋骨を集めた場所が多くある。カンボジアでは、ポルポトと言わず、クメール、ルージュと呼んでいる。

都会に生活していたインテリ層は、農村の強制労働に駆り出され、多くの知識人が殺された。でかさんが、コンポントムにいた時、クメール、ルージュに殺されかけた男がいた。チエという名前であった。

クメール、ルージュは、殺す前に本人の墓穴を掘らせる。チエも穴を掘らせられたことから、殺されるのは間違いないと判断して、命懸けで脱走したそうだ。

今は、クメール、ルージュは、いないが、でかさんがいた22年前には、まだ政府軍と戦争していた。
カンボジアプノンペンには、ロシアンマーケットと呼ばれる市場があり、そこには、アメリカ軍人の認識票や、昔の高級時計などが売られていた。

今は、どうか知らないが22年前には売られていた。ポルポトの国民大量虐殺の時のカンボジアで犠牲になった外国人の持ち物である。

アメリカ軍人の認識票は、ベトナム戦争で、犠牲になったアメリカ軍人の遺品であろう。そんなに高い値段で販売されているのでないので、買おうと思ったら、買えるが、どうしても買うことは出来なかった。

持ち主は、カンボジアのいずこかで浮かばれることなく、漂っているだろう。
蟻にイメージは、働き者!たまに家に入り込む蟻もあるが、でかさんは、殺すようなことはせずに外に逃がしてあげる。

でかさんが、カンボジアコンポントムに居た時、日本からのカップヌードルの保管方法は、紐を渡して、そこにカップヌードルを入れたビニール袋を吊り下げていた。

通常の棚などに保管しておくと、カンボジアの蟻たちに食べられてしまう。しかし、この方法でも食べられてしまった。おそるべし、カンボジアの蟻。

外には、昆虫の死骸等があるはずなのに、やはり人間の食べ物が美味しいのだろうか?

我が家では、チャロが食べ残した餌に、大量の蟻が群がっていることがある。奥様は、蟻のことが嫌いなようである。
マレイシアMM2Hのサイトで、何人かの人とフレンドになった。現実世界で会った人もいれば、ネット上だけの人もいる。

でかさんは、まだ一度もあったことのないフレンドにカナダバンクーバーまで会いに行く。相手は、世界中のいろんなところを旅した、いや、今もしている旅行家さんである。

もうすでにバンクーバー入りしておられる。しかし、日本人と、わざわざ海外に会いに行くかねえ?やはり、でかさんは、変わりものである。

いつも、海外では、五つ星のホテルに滞在しているが、今回は、旅行家さんの借りている部屋に居候する。初めての経験であり、果たしてうまく行くかねえ?

常識では考えられない行動で有るので、きっと、旅行家さんとは、何かの縁で結ばれているんだろうと信じている。

マレイシアやカンボジアとの直接の関係はないが、マレイシアがご縁で知り合った人物である。カンボジアは、でかさんが、PKOで貢献したので、それで、関係ない記事でも勘弁してもらいたい。
文明人は、自然を求めて旅行をする。しかし、自然の中には、現代人にとって、厄介な生物も多くいる。

本日、奥様の命令で、庭木の手入れをした。そこへ、奥様の友達であるミーコちゃんが遊びに来た。ミーコちゃんの尾には、2匹のイラガの幼虫がついていた。

奥様がミーコちゃんの体を抑えて、でかさんが幼虫を尾から取り除いた。でかさんは、虫に至っても殺生をしないが、今回は、この2匹の命を絶った。

イラガの幼虫には、毛があって、これに刺されると、かなり痛い。ミーコちゃんも痛い思いをしたに違いない。しかし、どこで?でかさんが剪定した木の葉の裏を見ると、いました。

他の木にもたかっていました。樹木は、昆虫から攻撃され、昆虫は、天敵から身を守るために、毒針を持っている。

人間からすれば、毒虫かもしれないが、毒虫も子孫を残すために必死なのだ。しかし、今の世の中でも、こんな具合なんだから、全くの自然の世界に行ったら、現代人は生活できないかもしれない。

そう言えば、イポーの犬やコタキナバルの猫は、でかさんの周りにいるワンちゃんやニャンコとはかけ離れていた。生活環境が厳しいからだろう。

本日、文明社会に生まれて、良かったとつくづく感じた。
でかさんは、小さい時に水死しかけた。数年間は、寝ていて水の音が聞こえてきてうなされていた。だから、水死だけはしたくない。水を飲んで、飲んで、そのうち飲みきれなくなって、気管に入り、息が出来なくなって窒息死するのである。

また、航空機事故で死ぬのも御免だ!死ぬまで、これ以上ないという恐怖感を味わわなくてはならない。いつも海外に行く時は、「せめて、行きの飛行機では、墜落しませんように!」と神に祈ってしまう。

仮に帰りの航空機事故の犠牲者となっても、散々楽しんだ後だからと割り切るしかない。

一番最悪なのは、暗闇の海洋上に墜落して、まだ生きているが体の自由が利かない状況で、飛行機が水没して水死することである。これだけは、ご勘弁願いたい。

イヤハヤ!なんか海外に行くのが嫌になってきた。これから、バンクーバーとバリに行くことが決まっているのに。どうしよう?
あれから数年後、でかさんは、衝撃的な本を見ることになる。それは、群馬県警察がつくった日本航空機事故者の検視結果を収めた本である。

もちろん非売品。警察庁国際刑事課の蔵書にあった。手足が取れているなんていうのは、なんて言うことない。胴体が3回転した遺体。となり同士が墜落時の衝撃で骨が結合してしまった写真。ありとあらゆる遺体の検視結果が写真とその説明文で記録されていた。

衝撃の一冊であった。今でも忘れられない。おそらく、群馬県警察が、警察庁の関係部局に贈呈したものであろう。

本当に多くの蔵書の中に紛れており、皆がその存在を忘れていた。自分の物にしたかったが、思い止まった。亡くなった犠牲者の怨念があると感じた。

忘れてはならない航空機事故である。今、そういうことがあったことすら知らない警視庁職員がいる。

だから、人類は過去の教訓を生かせないのである。イヤハヤ!
人類史の中で、最悪の航空機事故は、日本航空の御巣鷹山の墜落事故であろう。

この事故での生存者の女の子がヘリコプターで吊り上げられている映像は、今でも頭に焼き付いている。

当初、墜落現場がどこであるかがわからなかった。隔壁を失った航空機は、迷走の上、墜落する。其の間の乗員、乗客の心理状況は、想像を絶する。

この時、警視庁機動隊が出動している。当時、出動した警察官から直接聞いた。道なき道を進み、喉が渇いて仕方がなかった。

小川が流れていたので、隊員たちは、その小川の水を飲んで喉の渇きを癒した。やがて、事故現場に到着すると、そこには、多くのバラバラになった遺体が折り重なっていた。

よく見ると、今まで水を飲んでいた小川には、この航空機事故の犠牲者の遺体が折り重なっていた。それを発見した隊員たちは、自然と吐いたそうだ。

最初に遺体の回収から始めたが、誰一人言葉を発する者がいなかったそうだ。こんな凄惨な現場はあるわけが無い。特別な墜落の仕方であったから。