2018年6月18日(月)に実質38,000円で購入しました。ポイントを使いましたので、価格.com最安値より2,000円ほど高値で購入したことになりますが、まぁ良いです。
画面サイズは8.4インチで、画面比は16:10と縦長系です。SoCは「Kirin960」で、RAM4GBにROM32GBとなっております。その他の特記事項はOSがAndroid 8.0、イヤホンジャック無しということでしょうか。基本的なスペックは別所で確認してください。
とりあえず、ファーストインプレッションとして良し悪し、あと下馬評と違った感想を持ったポイント分けて書いていきます。
<良い点>
・処理性能が高い
→Antutuベンチスコアは約17万であり、Android端末としては上位に位置する処理性能を有しています。およそ2年前のフラグシップ端末と同等性能なので、一部のゲームを除き、快適に動かないアプリはありません。
・コスパが高い
→処理性能に対する価格が低く、非常にコスパに優れています。例えばAsus「Zenpad 3 8.0」は3万円でAntutuベンチスコアは約10万ですから、たった5~6千円を追加するだけで性能が1.7倍になるわけです。そもそもAntutuベンチスコアが約17万である端末が4万円以下という時点で今までに例が無いレベルです。
・音質が良い
→今どきのタブレットはステレオ再生が当たり前ですが、当端末は両サイドから音を出すだけにサラウンド感が強いと思います。
<悪い点>
・デカいスマホのような造り
→この端末はタブレットです。スマホではありません。小型だから有難られる「細長デザイン」「細ベゼル」「ラウンドエッジ」「指紋認証ボタン活用」は、タブレットでは全く有難くありません。画面が大きいわけですから、無理に細くしても持ちにくく、使いにくくなるだけです。
それがソフト面にも現れていて、デフォルトの表示形式はスマホと同じです。「Google Chrome」ではタブが表示されず、ビックリしました。今はOSアップデートで改善されましたが、他のタブレットと同じ表示形式にするとナビゲーションバーが表示されない不具合が発生していた時期があり、Huaweiは本気で大きなスマホとしか考えていないのではないかと疑心を抱きました。
・公式ランチャーの使い勝手が悪い
→日本のキャリア公式ランチャーよりは余計なことをしないだけマシですが、Asusのように長年Android端末を展開しているメーカーに比べ、Huaweiのランチャーは本当に何もしないランチャーです。正直、Android標準ランチャーの方が使いやすいです。
・いくつか不具合が残っている
→先ほどのナビゲーションバーの件もそうですが、通信速度の低下、タッチ操作の無反応、音ズレ等々、他では見られないような不具合が残っている状態です。購入者を利用してのデバッグとは良い御身分ですね。
<下馬評とは違う感想>
・ハードボタンは普通に押しやすい
→確かに下寄りに付いていますが、凸が大きめで押しにくくは感じません。ただし、細ベゼルのせいで音量ボタンを押す際、特にスクリーンショットを撮る際に手の置き場に困ります。
・別にケースは付かなくて良い
→ただ同然で付けているなら良いですが、別に1,000~3,000円で買えるものを付けられても特別嬉しくありません。耐久性が心配なケースなので、この分だけ値増しされていたら不快です。
最後にAntutuベンチマーク結果を挙げておきます。基本的に他所に挙げているベンチマーク結果は端末にとって最良な状態で計測していますので、アプリを何個も入れてデータも沢山保存された状態ではスコアが落ちることも珍しくありません。私の結果はTwitterやハースストーンなど63個のアプリをインストールした状態で計測した結果です。それでも他所と同じようにスコア17万を計測できるとは、当端末の高性能っぷりが表れています。