※上からパッケージ、本体(正面、側面)、リモコン
家具の配置替えにより、PCからTVへケーブルを伸ばせなくなりました。その結果、TV前で食事を取り、ニコニコ動画のプレイ実況かdアニメの新着アニメを見る生活を送っていたので、物足りない日々を過ごすことになりました。元の環境を取り戻すべく、HDMIケーブルを買い足すことを検討しつつ新しい手段も考えた結果、Amazon「Fire TV Strick」を買うことにしました。(ちなみに、公式的には「Newモデル」表記ですが、次のモデルチェンジで判別が着かなくなる為、「2G」表記にしています。)
とりあえず試してみた感想をコメント付き箇条書きで、どうぞ。「p」始まりの項は良い印象、「n」始まりの項は悪い印象、甲乙付け難い項は無印です。
p1.安い
→常時5,000円、セール時は3,500円程度になります。普通に考えて5,000円でも十二分に安いです。
p2.動作は意外とサクサク
→1.3GHzクアッドコア、RAM:2GBの割にサクサク動く点は好印象です。
p3.省スペース
→USBメモリよりは大きいですが、3~4口のUSBハブと同等なので、とにかく小さいです。
⇒総じて、非常に気軽
1.初期設定は楽だけど、セキュリティ面が心配
→Amazonアカウント情報が登録済みの状態で送られてくる為、初期設定が楽でした。しかし、誤って別の所に送られてしまった場合を考慮すると、コレ、不味いやり方な気がします。
2.リモコンは汎用コマンドを用いている様子
→専用リモコンが付いてきますが、TVリモコンでも操作できます。個人的には辞めてほしい仕様、専用コマンドを使って下さい。
※当エントリの下部に補足あり
n1.色々と自分で"弄れない"
→これが厄介。旧型ではユーザが弄れた設定がFireTV側で自動設定するようになった上に、ユーザが弄れなくなったものだから、まぁ独自に設定を変えることが大変な場合があります。
n2.画質が良くない or 通信速度が低い
→Amazon系のサービスは良好です。他のサービスは殆ど触れていませんが、GPU性能が十分でないのか、ニコニコ動画に関してはPCや「PS VitaTV」より目に見えて画質が悪い点が頂けません。個人的には、面倒でも「PS VitaTV」に切り替えて視聴するレベルです。
n3.マルチタスク非対応
→Fire系の共通仕様? 動画や音楽を再生するだけの機器と割り切っても、頂けない仕様です。
⇒値段相応な出来だったのに、システム的に改悪して、微妙なコスパに・・・
大雑把に、こんな感じです。これでもスマホ無しでも動く分、まだマシです。スマホ操作あり気な「Chromecast」や無駄に高価な「AppleTV」は論外だと思います。この手の先駆者である「AppleTV」がリリース以来、微妙な評価を下され続けていることが物語っています。
選択肢が多いことは良いことです。ただ、最近のTVは単独で動画ストリーミングサービスを利用できますし、古いTVはHDMI端子がありません。これはスティック型PCと同様で、駄目な選択肢かな、と。致命的な点は電源を別途用意しなければならないことです。せめてTVのUSB端子から給電できるようにしないと、いくら小さくても使い勝手が良くありません(せっかくUSBケーブルで給電できるのに・・・)。
まぁ、インプレの総評としては、「PS VitaTV」やノートPCを持っている身としては、捨てる程でないしろ買う価値もない商品です。
~~ 補足 ~~
なぜ汎用コマンドを使ってほしくないかと言えば、TV自体の機能を使えなくなる為です。私が陥った嵌めパターンは、
「画面サイズが合わず、見切れている」
↓
「FireTV側では解決できないので、TV側の設定を変えるようFireTVのキャリブレーション画面に表記されている」
↓
「しかし、オプションやらホームやらの汎用コマンドはFireTVに乗っ取られているので、TV側の画面へ遷移しない」
「FireTVの電源OFFなり、別の接続に切り替えなりをしても、FireTV接続時の設定として反映してくれない」
「ググっても、TV側の設定を云々で解決できました^^、しか出てこない」
↓
「 詰 ん だ \(^o^)/ 」
と実話です。画面見切れとか使う気を完全に失うレベルの不具合なので、そのままゴミ箱へ投げ込む一歩手前まで陥りました。しかし、TV本体のボタンはリモコンとは別のコマンドらしく、FireTVに制御を奪われることなく、TV側の設定を変えることができました。ゴミにならずに済みました。
ちなみに、「PS VitaTV」も制御を乗っ取ります。最近の流行りなんですかねぇ・・・。本当に止めてほしいです。