レビュー:R8(Auglamour) | (´・ω・`)

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2018年年末をもってアメブロでの投稿を止めました。またどこかで・・・。

 

【購入品】

購入金額3,000円、新品、国内正規品

 

【使用環境】
XDP-100R(Pioneer)に直挿し。特に生活音の無い環境で使用。

【デザイン】

 私が購入した本体カラーは、シルバーです。メッキや塗装が施されているような様子はなく、素の金属のようです。フェイスプレートには横方向にヘアラインが付いています。

 ケーブル着脱式です。2pinタイプで、旧UE向けの2pinケーブルが使用できます。付属ケーブルは編み込み式で、耳掛け部に針金入りとなっています。

 ステムは、SONYやオーディオテクニカより若干太く短めです。他社製のイヤーピースを用いる場合、奥まで押し込まないと外れてしまいます。(上から3枚目の画像は、付属のシリコン製イヤーピースを可能な限り先端近くに付けた状態です。)

 見た目は、カスタムIEMっぽいです。本当のカスタムIEMよりハウジングが小さいので、それっぽいイヤホンを着けている見た目になります。そのため、イヤホン本体の見た目は良くても、装着時の見た目は微妙です。

 また、細部の作りが粗いです。評判からしてみても、特にステム周りの品質は低いと考えた方が良さそうです。


【音質】
 音質傾向は、高音が弱めです。低音は、適度な量があり、ボワつきが少ないです。中音は、低音と同量で、少し解像度が低い印象があります。高音は、量が少なめで、伸びは良いものの金属音が刺さりがちです。

 解像度は、やや良いです。特に低音の解像度は、上の価格帯と比較しても良い部類だと思います。音の分離感は、良いです。マルチBAのような分離の仕方で、こちらも上の価格帯と比較しても良い部類だと思います。

 音の定位は、やや悪い~普通です。音場の広さは、普通です。横方向への広がりは綺麗ですが、縦方向の広がりに欠けます。曲によっては音が1か所に集中してゴチャゴチャした印象を受けるときがあります。

 音量は、普通です。

 

高音2
2
中音3
2
低音3
4
解像度4
分離感4
定位2
音場3
音量3

※価格を踏まえての5段階評価(最高5)


【フィット感】
 形状が特殊なので、基本的にイヤーピース頼りです。ハウジングがフィットする場合でも、ステムの角度も特殊なので、ピッタリ耳にフィットすることは稀だと思います。なるべく試着してから購入した方が良い品です。


【タッチノイズ】
 少ないです。コード自体が重く柔らかいので、コードの揺れがハウジングまで響きにくいです。また、ハウジング自体も重い上に、コードクリップが付属しているので、、タッチノイズに悩まされにくいはずです。


【外音遮断性】
 やや高いですが、イヤーピース次第です。ハウジング自体の遮音性は高い為、イヤーピースの耳へのフィット具合次第になります。


【音漏れ防止】
 漏れにくいです。相当な大音量を流さない限り、音漏れすることはないと思います。


【携帯性】
 良いです。ケーブル着脱式ですし、使い勝手の良いハードケースも付属しています。

【総評】

 巷では"~万円クラス"と表現されているようですが、確かに数万円クラスに似ている部分が見受けられます。音質は良く言えばマルチBAっぽい音の分離の良い傾向ですし、ケーブル着脱式ですし、ケースはミニモニターヴォルトケース2(Westone)のパクリ品です。総合的に1万円前後で売られていてもおかしくない内容だと思います。

 5000円未満のイヤホンとしては良い出来です。ただ、音質にしてもフィット感にしても癖が強いので、購入前の試聴・試着をお勧めします。また、品質は中華クオリティなので、細かいところが気になる人は要注意です。


【備考】

・付属品:イヤホン本体*1、2pinケーブル*1、シリコン製イヤーピース(SML各1ペア+本体装着済みMサイズ1ペア)、ウレタン製イヤーピース(1ペア)、イヤーフック(1ペア)、コードクリップ*1、ハードケース*1

・ウレタン製イヤーピースとハードケースの色はランダム。

本体カラーごとに音質が異なるとの情報あり。恐らく品質のブレによるもの。

・24時間のホワイトノイズを用いたエージング後にレビュー。