○SE112とSE215
両方ともD型で遮音性が高いイヤホンです。1万円以下のイヤホンの中では知名度・人気共に高いモデルですが、考えてしまうことがあります。SE112はリケーブルできない5000円級、SE215はリケーブルできる1万円級。どちらの方がコスパが良いのか、と。どちらも持っていないので、特に気になります。
SE112は、実売5000円程度で、音質はSE112の低音を控えめにした感じ(某ショップ曰く「中低域が若干多め」)。コンプライのイヤーピースは付属していない。リケーブルできず、SHURE掛けもできる通常の装着感のデザイン。
SE215は、実売1万円程度で、音質は低音寄り。コンプライのイヤーピースも標準イヤーピースも付属。リケーブルできる(3000円~)が、デザインはイヤモニ型なのでSHURE掛け専用。
以前はリケーブルできる点を考慮してSE215の方がコスパに優れると考えていました。しかし、実売価格で2倍の差があること、SHUREはステム(イヤーピースを付ける部分)の故障も考えられること、SE215は音質が低音寄りであることを考えると、"SE112の方が良いのではないか?"と思うようになりました。実際どうなんでしょうね。
○低音寄りのモニター向けイヤホン・ヘッドホン
モニター向けのものに低音寄りの音質のモデルが多いのは何故なんでしょうね。先ほどのSE215、私も持っているATH-IM50、Amazon.comで人気のATH-Pro5mk2。いずれも低音寄りです。共通していることが「実売1万円以下」という点で、そのような傾向があるのかと思っていました。ただ、上位のモデルでも低音寄りの傾向が見られるようです。
何というか、モニター用途ではフラットな音が要求されるものじゃないのかなと思います。音がしっかり聞き取れることが最重要ではあると思いますが、低音寄りだと色んな音が埋もれてしまう印象があります。低音がボワつきやすい帯域だとしても、それは音量じゃなくて解像度で改善すべきですし。