土曜日午後、実家から名古屋へ戻り、その足で名フィル定期演奏会に向かいました。
今回のプログラムは激レアな二曲。
今まで聴いたことのないカゼッラとロットという二人の作曲家の作品。
前日、YouTubeで慌てて予習しましたよ![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
ロットの交響曲のメロディと派手な掴みに、期待が高まりました。
前半のカゼッラのトリプルコンチェルトに共演した葵トリオさんの音色は、繊細で秀逸。
アンコールもとても素晴らしかったです。
休憩を挟んで後半のロットは…鳴らしっぱなしでオケの皆さん本当にお疲れ様…と言いたくなる曲。
実際、「キツい、本当にキツい」との呟きを目にしていましたから。
ホルンやトランペットが倍管でずらりと並び、トライアングルも延々鳴らし続けるという…。
今から140年前のウィーンで書かれたものですが、ブルックナー的な部分・ワーグナー的な部分から、斬新で映画音楽っぽい要素まであり(冒頭の主題は「エデンの東」⁈三楽章はマーラーにパクられた⁈)、メロディも響きもすごくすごく面白かったです。
そしてこのアンビバレントさというか、その時代にハマらないなんともいびつなところが、そのまま作曲家の個性だったのかな…と感じました。
名フィル定期会員になって二年目。
一年目はコロナ禍で演奏会が次々にキャンセルになり、生の演奏を聴けるありがたみをただ噛みしめました。
二年目の今年は、初めて聴く指揮者さんたち(海外勢の来日が叶わず、急遽決まった方も)や初めて聴く曲との出会いが盛りだくさんで、とても豊かな音楽体験を満喫しています。
定期会員という形を取ると、半強制的に今まで興味を持たなかった曲を聴くことになり、視野が広がり「再発見」ができるというおまけがついてきますね〜(笑)