私、昔から足が大きく、なかなか合うサイズの靴がないのがコンプレックスでした。
30年前は24.5㎝の婦人靴って、すごく選択肢が狭かったですから…。
大学でドイツ語学研修に参加し、先生の紹介でドイツの健康靴に出会ったとき、嬉しくてホッとしたのを覚えています。
ドイツ人は足が大きいので24.5㎝の女性はごく普通。
どんな靴でも選べました。
むしろ23㎝くらいだと子供靴にしかなく、同行した足の小さな人たちが苦労していました。
初めて買ったドイツ靴は確かサラマンダー。
社会人になってからドイツ旅行した時は、メフィストの靴をまとめて買って帰りました。
登山靴も…ソールが劣化して剥がれるまで愛用しましたね。
時は流れて…アシタスタイルさんの講座に参加し、ドイツのコンフォートシューズの考え方と「足を作る」考え方の違いを知りました。
ここで当時勧められたパトリックのスニーカーは、それまで履いていた靴と違い幅が2Eと狭いのです。
幅広の足だから幅広の靴を選ぶのが正しいわけではない。
足のアーチが崩れているから幅が広がっているだけ。
アーチを作り、きちんと体重を支えられる足にするために靴を使う…という考え方は目からウロコでした。
今現在はアシックスのスニーカーを愛用していますが、いろいろなラインを履き分けてみて、足はサイズ(足長)だけではないなとつくづく感じます。
同じメーカーでもラインによってサイズ感がかなり違います。
24.5㎝で選んでいた私の足は、24㎝ちょっとしかないことも判明、モノによっては23.5㎝でも履けたりします。
本当に、靴は試し履きしてナンボ。
そして用途に合ったものを選ぶのも大切。
グラウンド向けのジョギングシューズで道路を走ったら身体を傷めます。
ハイヒールで長距離ウォーキングはできませんし、どんないい靴でも雪道仕様でなければ滑ります。
知識と経験のあるシューフィッターさんに訊いて選んだパンプスは、やはりとても歩きやすいです。
…と靴フェチの呟きでした。