インド旅行記④ | わたしを生きる【人生を感じ、楽しむ♪@名古屋】

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愛鳥6羽との生活、好きな音楽、断捨離、仕事、旅、日々の暮らしなど徒然に発信中。
西洋占星術、数秘術、健康法などを学ぶ多趣味な元教員・現介護士。
名古屋在住。

インドに着いた翌日、私は約束のホテルで無事に妹と合流しました。

妹は中国在住で、中国とインドに国交がないためタイ・バンコク経由でデリー入りしたのです。

妹の知人のインド駐在員さんが私たちの連絡を手助けしてくれました。

しかし「現地で落ち合う」というのはWi-FiとSNSが発達した今でこそ簡単ですが、当時はかなりのリスクを伴うことでした。

1990年にドイツ留学中の私のところへ妹が来たとき、フランクフルト国際空港に降りたはずの妹と行き違いになってなかなか会えず真っ青になったことがあります。

彼女は空港からのタクシーにもボラれることなく、無事にホテルにたどり着いたそうです。

この時の料金160ルピー(480円くらい、距離はおよそ17㎞)は、この料金で泊まれる安宿もある国ですから、一概に安いとも言えません。

初めての街に着いて道が分からなければ、タクシーに連れて行ってもらえばいいと思うキミ、ちょっと甘い。

ヨーロッパ(イタリア・スペイン除く)なら通用するかも知れないけれど、インドではかなり危険な行為です。

まず、向こうはこっちが地理を知らない旅行者であることを知っているわけだから、間違いなく足元を見てきます。

法外な料金を吹っかけてくるか(メーターが付いていても作動していないことが多い)、遠回りされるか、運転手が紹介料をもらえる知り合いのホテルや土産物屋に勝手に連れて行かれるか…分かったものではないのです。

インドの場合、知り合いの怪しい旅行代理店に連れて行かれて、高額のツアーを押し付けられる被害が多いそうです。

まぁ、そこまでして食って行こうというインド人たちのたくましさには感心しなくもないですが、自分がインド初心者でこんな目に遭う可能性があると考えたら、感心している場合ではありません。

実際、インド5日目にデリーに戻って、初めてリクシャに乗ったら、いきなり変な旅行会社に連れて行かれそうになりました。

幸い私たちにも土地勘がついていたときだったので、「約束と違うから」と料金を踏み倒して歩み去ってやりましたが(リクシャは閉鎖空間ではなく、大してスピードが出ないからこれが可能だった)。

とにかく乗るこちらも、この距離だったら相場はいくらくらいか調べた上で、乗る前に値段は交渉して地図を確認しながら乗る、おかしかったらクレームを伝える、女一人で、特に夜間の利用は避けるくらいの構えは必要なのです。
これはオートリクシャー。