先週は三重→福岡→長崎→福岡というよく分からん出張スケジュール。
今週は奈良→大阪。これでツアーもひとまず一段落。
体調崩した疑惑もあったけど、俺は元気です。
さて、試合の考察を。
1R、想定していた通り静かな立ち上がり。
先にポイントを取って有利に試合を進めようということで、
パンチをまとめてからのミドルなど、序盤は有効な攻撃ができていたと思う。
ただ、ティープやミドルを尽くキャッチされてしまい、そのままパンチで詰められるシーンも。
ブアカーオの試合を見ていても、ティープのタイミングは重要。
相手の出てくるタイミングで出さないと捕られるし、
ティープ自体も威力を出せていないとプレッシャーにもならない。
ただし、1Rは全体的にはパンチからのハイやミドル、とにかくコンビネーションがよく出せていた。
ガードも高く落ち着いて対応できていたと思う。
まあポイントで見たら効かせる一発こそないものの、積み重ねで10対9くらいは取れたんじゃないか?
あと、我ながら左腕が長い。特にロングフック。
これはおもしろい武器だなと思い、試合後の練習でパンチスパーの際、
ヒットマンスタイルにして戦ってみたらけっこうおもしろかった。
ただ、それに比較してジャブがいまいち長くない。これは改善の余地あり。
そして、映像を見ていて一番気になったのがアゴの上がり具合。
いくらガード上げていてもカウンターのタイミングでアゴ上がってたら、
相手のパンチのいい獲物になっちまう。
これが2Rで明暗を分けることになるわけだな。
相手は、とにかく左ストレートが強烈。
ガードの上からでもこちらを吹っ飛ばす威力がある。
これをもらったらヤバイというのは感じていた。
で、2R、相手が明らかに変わった。倒すモード。
開始直後に相当ヤバイ左ストレートをもらった。
倒れなかった俺を褒めたいくらい、強烈なパンチ。
明らかに効いているのが分かるし、記憶もおぼろげ。
ただ、一旦下がってしまうと、かさにかかって攻められると思ったこと、
前に出ないと印象が悪く判定に響くから、とりあえず前に出ようととしたこと、
この二つだけが頭にあった。
しかし、前に出るところに、
続けざまに何発かアゴに致命打をもらってしまう。
フラフラしながらもどうにか前に出つつ、首相撲に持ち込もうとしたが、
パンチのダメージで力が入らない。ヘボいヒザを出すのがやっと。
さらには相手のノーガードでの挑発に乗ってしまい、
殴り合いに応じてしまった。
結局最後まで立て直し切れず、そのまま試合終了。
1Rの貯金を使い果たしてしまった。
結果、1対0のドロー。
ムエタイは蹴りがポイント高いので、蹴りを重視してくれた方が俺に付けてくれたんだろうが、
まあ2Rのダメージはそれをチャラにするくらいのもんだった。
判定を聞いた時は悔しくて情けなくて泣きそうな顔になっちまった。
ま、豆腐メンタルだからね。
でも、どんなに努力しても思い通りの結果が出ないからこそ、俺は今回頑張れたと思う。
努力しただけで成功するなら世の中成功者ばかりだ。
しかし、努力無しには結果も伴わないのもまた事実。
今まで努力なしに要領の良さだけで結果を出すことが得意だった俺には、
本当にこの半年間は新鮮な経験だったし、
だからこそドローでも価値のある試合だったかなって思う。
一応、審査員特別賞的なものとベストバウト賞のダブル受賞という結果もついてきたが、
正直勝ちたかった。クソみたいな内容でも結果が欲しかった。
でも、終わった後はそんなことを考える余裕もなく、吹っ切れてしまった。
今になって考えると、ドローだった要因はいくつもあった。
まず、ヘッドギア無しでのガチスパーは初めてだったので、
一発のパンチがどれだけ破壊力があるということを理解できていなかったこと。
それを体で分かっていたらアゴを引く意識をして練習できていたかも。
あとは、蹴りをもっともっと出すべきだった。
逆に言うと、キャッチされたことで蹴りを出しにくくされていたという作戦負け的な部分もある。
キャッチは分かっていたはずだし、フェイントや蹴りパンとかで対抗するつもりだったが、
なかなかそううまくはいかなかった。
あと、左ミドルがもう少し有効に出せていればまた違っただろうな。
サウスポー相手だったことと、得意武器の右ミドルを過信し過ぎたというのも問題だった。
後は冷静になり切れなかった。機械じかけが聞いてあきれるぜ。
まあ熱くならせるというのは相手のうまいところでもあるんだろうけど。
ま、そんなわけで、およそ半年に渡って目標としてきた試合は終了。
いろいろ思うこともあるが、
やはりこれだけたくさんの友人知人が応援に来てくれたことは本当にありがたかった。
しばらく試合はやらないし、あれが最初で最後になるかもだけど、
こんな場を提供していただいたジムの方々、応援に駆けつけてくれた方々、
本当にありがとうございました。
また次の目標を設定してがんばります!